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ハードコンタクトレンズを初めて使う方へ!注意点をまとめました

多くの人が使っているとはいえ、大切な目に初めてコンタクトレンズを入れるのは不安にも思いますよね。ここでは、ハードコンタクトレンズ初心者の方に向けて注意点をご紹介します。どれも難しいことではないので、きちんと守ってレンズを使ってくださいね。

まずは紛失・破損に注意しましょう

ハードコンタクトレンズは直径9ミリメートルほどの、とても小さなものです。

そのため、ふとした拍子になくしてしまったり、傷つけてしまったりすることがあります。

レンズをなくしやすい場面としてよく聞かれるのが、レンズを外したり洗ったりするときです。目やレンズが乾燥していると、指からポロッと落としてしまいがちです。まばたきを数回繰り返して瞳に涙を行き渡らせたり、目薬をつけたりして瞳の潤いを取り戻してからレンズを外しましょう。

また、洗浄液でレンズをこすり洗いした後に水道水ですすぐというケアをする場合もあります。このとき、洗面台の栓を閉めておくことでレンズが落ちて流れてしまうことを防げます。

レンズを扱う手や指をきちんと洗い、爪を短くなめらかに整えておくことでレンズを傷つける可能性を低めることができます。コンタクトレンズは手に残った小さなごみや爪のとがった部分で簡単に傷がついてしまいます。目を傷つけたりしないためにも、手指は清潔に保ちましょう。

使用期限・装用時間を守ることが大切です

ハードコンタクトレンズは、酸素透過性や表面加工の有無によっておおよその使用期限が決められています。

酸素透過性のあるレンズは2年から3年で交換です。酸素透過性のないレンズは3年から5年は使えるものでした。しかし、レンズ内での酸素の行き来がなく目の細胞に酸素が行き渡らないため、技術の進んだ現在ではあまり流通していません。酸素透過性があると使用期間は短くなりますが、瞳に優しいので従来のものより快適なつけ心地です。

表面加工がされたレンズはさらに期間が短くなります。研磨剤入りの洗浄液でレンズを洗うことができないので、そのぶん汚れがたまるのが早くなるのです。

このように大体の期間は決まっていますが、レンズを使っていて目に違和感を覚えたり、視界が白くくもっていたりなど不調が出てきたら使用期限に関わらず交換してください。

また、ハードコンタクトレンズの装用時間はおよそ14時間です。

しかし、毎日の生活を送るうえでどうしてもレンズを外せないことがありますよね。そのようなときはレンズをつけているときでも使える目薬をさして瞳の乾燥を防いでください。週に何日かはレンズをつけない日を設けるのも効果的です。

向き・不向きがあります

コンタクトレンズをつけるとどうしても目に不快感を覚える、という方もいると思います。目がごろごろしたり涙が出たり、もしかしたら痛みを感じるという方もいるかもしれません。

そのようなときはひとまず使用を控えてください。無理にレンズを入れるのはトラブルのもとです。目を守るためにも、いったんレンズをつけるのをやめましょう。

正しいつけ方をしているのに不快感がある場合、いくつかの可能性が考えられます。そのレンズだけが合わないのかもしれませんし、ハードコンタクトレンズが合わないのかもしれません。レンズを変えたり、ソフトレンズにしたりすることもできます。目を健康に保つことを第一に考えて、対策を練ってみてください。

ソフトからハードへの乗り換え時は再検査が必要です

現在ソフトレンズを使っている方にも、ハードレンズに乗り換えたいという方がいると思います。

そのようなときには、必ず眼科に行ってもう1度検査を受けてください。同じコンタクトレンズではありますが、ソフトレンズとハードレンズの違いは大きなものです。診察を受けて自分の目の特徴や状態を知ったうえで、ハードレンズに変えるかどうかを考えましょう。

また、乗り換えなくても定期的に検査を受けることは大切です。できれば3か月に1度、定期検査を受けてください。

ハードコンタクトレンズを使用するうえでの注意点をご紹介しました。大切なのは目の健康を守ることです。瞳が快適かどうかを第一に考えておくと、難しいことはないでしょう。