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裸眼で急に視界がぼやける、なんて事ありませんか?

裸眼で視界がぼやける理由として、視力の低下や、目が疲れていることなどが考えられます。 寝起きや、テレビやパソコンを長時間見ていると視界がぼやけやすくなります。

一時的なものではなく時間がたっても中々改善しない場合は、早めに眼科を受診しましょう。

裸眼で日常生活を送っていて、ふとした瞬間に視界がぼやけることがあるという人もいるかもしれません。 視界がぼやける時は、目が乾燥していたり、目の中の筋肉を酷使していたりすることなどが原因として考えられます。

視界がぼやけるのは、寝起き?それともテレビやパソコンを見ている時?

例えば、朝目を覚ました時に「目がしょぼしょぼして部屋の中がぼやけて見える」ということはないでしょうか。 夜眠っている間には目が乾燥しやすいため、起きた時に視界がぼやけることがあります。 寝る前に布団の中でスマホの画面を見るなどの習慣があると、まばたきの回数が少ないまま眠りにつくことになるため、目の中の涙の量が少なくなり、さらに目が乾きやすくなるので注意しましょう。

また、テレビやパソコンの画面を長時間見ていても視界がぼやけることがありませんか? 人がものを見る時は、目の中にある「毛様体筋」という筋肉を使用しています。 長時間近くのものを見続けていると毛様体筋に負担がかかり、目のピントを調節する機能が低下してしまうため視界がぼやけてしまうのです。

遠くがぼやける人と、近くがぼやける人の違い

裸眼で視界がぼやける人でも、見え方は人によって違いがあります。

例えば、近くのものはよく見えるのに、遠くのものはぼやけて見える人は「近視」の可能性が高いです。

近視の人の場合は目のピントが近くのものに合っているので、遠くのものは見えにくくなります。 逆に、遠くのものはよく見えるのに、近くのものはぼやけて見える人は「遠視」の可能性が高いです。

遠視の人の場合は、いつもピントを調節しないといけませんが、近くを見る時にはより多くの調節が必要なのです。 このように、近視と遠視では見え方や特徴が異なるのです。 その他、老眼の場合にも遠視と似たように近くが見えにくい症状があります。

どちらにしても、裸眼で見えにくい状態が続くのをそのままにしておくと、日常生活に支障をきたしてしまう可能性があります。 そのままにせず、早めに眼科の検診を受けるようにしましょう。

視界がぼやけるときのケア

時々視界がぼやけるようであれば、簡単なケアで改善できる可能性があります。ここでは簡単に出来るケア方法を3つ紹介していきます。

目薬をさす

目薬を使ってぼやけを改善する際には、毛様体筋に直接働きかけてピント調節を改善してくれるネオスチグミンメチル硫酸塩やビタミン B 12が入ったものがおすすめ。また天然型ビタミン E が入った目薬は血行促進作用を期待できます。頻繁にさすのではなく数時間に一回さすなど、処方箋を守って点眼しましょう。

目のマッサージをする

目のマッサージやストレッチをすると目の周りの筋肉がほぐされて、目がいきいきとします。眉毛の下にあるくぼみを親指で外側へ10回ほど押し、次に鼻の付け根をつまんで上に4回ほど動かします。こめかみを人差し指で優しく10回ほど押したら、下まぶたから指一本分下の位置を人差し指で優しく10回ほど押しましょう。

室内の明るさを調整する

あまりに明るすぎる照明は目に負担を与えてしまいます。特に最近多い LED 照明は明るすぎて目にストレスを与えがちです。かといって暗いところで見ると瞳孔が開いて、これまた目に負担がかかってしまいます。パソコン作業をするのであれば300~500ルクス、読書や勉強をするのであれば500~1,000ルクスなど目的に合わせて照明を選びましょう。

一時的な症状でない時は要注意!

視界がぼやける症状にも、中心がぼやけたり全体がぼやけたり、白くかすみがかかったりとさまざまな症状があります。通常少し目を休めれば視界が良くなりますが、頻繁に視界がぼやけたり、以前より視力が下がったり、目にフィルターがかかったような状態になったりしたら要注意です。

視界がぼやける症状は40代以降に増える傾向にありますが、パソコンやスマホの利用が多くなっている昨今、若い方でもぼやけを感じる人が増えてきています。

頻繁にぼやけるようであれば、一度眼科を受診することをおすすめします。視界がぼやける症状から考えられる病気として、ドライアイや白内障、緑内障、ぶどう膜炎、黄斑変性などがあります。これらの病気は手術や薬によって直すものであり、放置しておくとどんどん悪化して最悪の場合、失明してしまうおそれがあるので要注意です。

また、ここまでひどくなくても老眼を発症している可能性があります。その場合、眼鏡などを使った視力矯正が必要となりますので、いずれにしても早めの受診をおすすめします。

今回は視界がぼやける原因と、それらによって起こりうる病気について紹介しました。視界がぼやけると日常生活にも支障をきたしますので、何らかの対策を早めに取るようにしましょう。

更新日:2016/06/30

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