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カラコンで目が赤く充血した時の対処法は?

気軽に目の印象を変えることができ、ファッション感覚で楽しむ人も多いカラコンですが、装用している時に目が赤く充血することがあります。

充血した時はカラコンの装用をやめ、症状がおさまらない時は眼科を受診するようにしましょう。

カラコンをしていて目が赤く充血した時はどうしていますか。 装用をやめてもなかなか元に戻らない場合に、自己判断で市販の目薬を差したりそのまま放置したりすると、余計に悪化したり目に悪い影響を与えてしまうこともあります。

どうして目が赤く充血するの?

コンタクトレンズの装用中に目が赤くなってしまった場合の原因はいくつか考えられます。そのなかには自然に解消されるものもありますが、不調のサインである可能性も高いので、おかしいと思ったらまずは眼科に行くことをおすすめします。

●充血の仕組み

コンタクト装用中に充血してしまったときの原因を大きく分けると以下の通りです。

•レンズに傷や汚れ

コンタクトレンズに傷や汚れが付いていると目に負担がかかり、充血を引き起こしてしまう可能性があります。マンスリータイプのレンズの場合、毎日丁寧にケアをしなければ汚れが残ってしまうので要注意です。

•間違った使い方

コンタクトレンズの処方箋に書いてある所要時間の目安や、レンズの表裏を間違えているとこれまた眼に負担がかかって目が充血してしまいます。きちんと装用したつもりなのに目がシパシパするということであれば、一度取り外して表裏を確認するようにしてください。

•自分の目に合っていない

コンタクトレンズにはベースカーブと呼ばれる、眼球に接した部分のカーブの曲がり度合いを示す大きさがあります。これが自分の目に合っていなければ目が違和感を覚え、充血してしまいます。特に自分の目よりも小さなBCのカラコンをかけていると目が締め付けられるような感覚を覚えるため、要注意です。

•酸素不足

コンタクトレンズ装用中は、裸眼の状態よりも目に送られる酸素量が少なくなります。極度に酸素量が少ないと瞳が多くの酸素を取り込もうとして結膜の血管を拡張させるため、充血が起こってしまうのです。酸素不足が気になる方は高酸素濃度タイプのコンタクトレンズを選ぶといいでしょう。

•乾燥

酸素不足の話とも関係しますが、目が乾燥してシパシパするとゴロゴロ感を覚え、痒くなったり充血したりすることがあります。

•結膜炎

自分の目に合うコンタクトを使っているのに充血するというのであれば、アレルギー性結膜炎にかかっている可能性が考えられます。目の充血やかゆみ、異物感はアレルギー性結膜炎の典型的な症状ですので、数日経っても治らないようであれば眼科を受診しましょう。

ここで紹介したもの以外にも、目の充血にはさまざまな原因が考えられます。目に違和感を覚えた時点で一度使用を中断するようにしましょう。

まずはコンタクトレンズを装用しないこと

通常のコンタクトレンズを装用していても、目が赤く充血してしまうことはありますよね。 目の充血は、目の疲れや乾燥、外部からの刺激や目の病気などでおこります。 その他、目に酸素が行き届かないことも原因の一つとなり、必要な酸素や栄養分を取り込む為に白眼(結膜)の血管が太くなります。

カラコンの場合は角膜にあたるレンズの部分に着色がされているため、通常のコンタクトレンズよりも目に酸素が行き届きにくく、目の充血が起こりやすいのです。

カラコンを装用している時に目が充血した時は、まずは一度カラコンを外すことをおすすめします。 1日中装用していて使用時間をオーバーしている、カラコンの色素と目の相性が悪い、レンズや目に傷がついているなどいくつかの原因が考えられますが、カラコンの使用を中断して目を休ませましょう。

自己対処せず眼科医へ!

カラコンをしていて目が充血した時「これくらいなら大丈夫」と放置したり、市販の目薬などを差したりする人もいますが、自己判断は危険です。

特に市販の目薬を使用する場合「血管収斂剤」が含まれていると、本来充血を改善するために血管を太くしているのに目薬の力で逆に細くしますので、かえって症状を悪化させることになります。

カラコンを外してしばらくたっても充血が収まらない場合は、できる限り眼科を受診することをおすすめします。

この様に、カラコンはレンズが着色されている分、通常のクリアなコンタクトよりも目に負担がかかっている可能性が高いのです。 また、従来の薬事法で分類されている高度管理医療機器として認定されているコンタクトレンズでは問題ありませんが、一部の海外製のカラコンや雑貨扱いになっている奇抜なレンズなどでは、レンズ内に封じてある色素が流出してしまうこともあるようなので注意が必要です。

充血の予防法

目の充血を防ぐためには、コンタクトレンズの正しい使い方とお手入れの方法を知っておくことが重要です。購入時には必ず仕様書や処方箋が渡されますので、目を通して但し書きを守るようにしてください。冷房の効いたオフィスなど、乾燥した場所で過ごす時間が長いのであれば酸素透過性が高いレンズがおすすめ。目の乾燥を防げます。帰宅後はすぐにコンタクトを外し、メガネに変えるなどして目の負担を軽減しましょう。

今回はコンタクトレンズで目が充血する原因と対策を紹介しました。目の充血は深刻な眼病を招くおしれがあるので、少しでも違和感を感じたらコンタクトの選び方と使い方を見直すようにしてください。

公開月:2016/6

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