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部活動やスポーツをする方必見!スポーツ×コンタクトレンズがおすすめな理由

スポーツは、視界を気にせず思い切り楽しみたいものです。学生さんのなかには、日夜部活動に力を入れている方も多いでしょう。

スポーツをする際のメガネの不便さを解消して、クリアな視界を確保できるのが、コンタクトレンズの魅力です。しかし、コンタクトレンズを安全に使用するためには、いくつかの注意点を守らなければなりません。

そこで今回は、部活動やスポーツをする際にコンタクトレンズがおすすめな理由と、スポーツ時に適したコンタクトレンズの選び方や注意点を解説します。

■スポーツ時はコンタクトレンズの装用がおすすめ

視力と運動パフォーマンスには、とても深い関係があることがわかっています。実際、トップアスリートと呼ばれる人たちの多くは、コンタクトレンズを使って視力矯正をしています。

◇視力が低下すると運動パフォーマンスが低下する

競技種目によって多少違いはありますが、野球やサッカー、テニスなど高速で移動するボールを目で追うスポーツでは、視力が低下すると運動パフォーマンスが低下する傾向にあります。

ただし、「よく見えれば良い」というわけではなく、「両眼で見た場合の視力が2.0以上」などのいわゆる「過矯正」の状態になると、かえって競技能力が下がるケースもあるようです。

このようなことから、競技を楽しみ、結果を残すためには、適切な視力に矯正することが重要といえます。

◇トップアスリートもコンタクトレンズを使用している

視力を矯正する方法にはいろいろありますが、トップアスリートの視力矯正に最もよく利用されているのはコンタクトレンズです。特によく使われているのは、ワンデータイプと2ウィークタイプのコンタクトレンズでしょう。

コンタクトレンズは矯正の精度が高く、視力が変化した場合でも度数を簡単に変えられます。視界が広く、メガネのようにレンズが割れたりツルの部分が折れたりしてケガをするリスクもありません。

したがって、コンタクトレンズは思いきりスポーツを楽しみたい方におすすめの視力矯正方法といえます。

■部活動やスポーツ時にコンタクトレンズを使用するメリット

それでは、スポーツ時にコンタクトレンズを使用するとどのようなメリットが得られるのでしょうか。より具体的に見ていきましょう。

◇見え方の変化が少ない

スポーツをする方にとって、物の大きさや目と対象物の距離感を把握することは、非常に重要です。

メガネは、目とレンズの間に距離があり、レンズの度数によっては網膜に映る像の大きさが変わるため、物の大きさが違って見えたり歪んで見えたりすることがあります。また、メガネのレンズは目の動きに合わせて動かないため、視線とレンズの中心がズレると距離感をうまく把握できなくなります。

一方、コンタクトレンズは目とレンズとの間の距離がほとんどないため、強度の近視でも物の大きさや見え方が変わることはありません。また、目の動きに合わせて動くため、視線とレンズの中心がほとんどズレず、距離感を正しく把握できます。

このように、コンタクトレンズはメガネに比べて見え方の変化が少ないため、スポーツ時の視力矯正に適しています。

◇度数の変化に応じてレンズを変更できる

視力は短い期間に変化することがあります。特に中学生・高校生は、成長にともない視力も大きく変化します。

しかし、メガネは度数を変える際にレンズを交換しなければならず、レンズ交換にかかる費用は決して安くないため、頻繁にレンズを変えるのは難しいケースが多いでしょう

一方のコンタクトレンズは、メガネと比較して気軽に度数を変更することが可能です。

したがって、コンタクトレンズは度数が変わりやすい中高生の視力矯正に適しているといえます。

◇広い視野が確保できる

広い視野が確保できるのもコンタクトレンズの大きなメリットです。

メガネで矯正できる視界はレンズを通して見える範囲のみで、レンズから外れた部分はぼやけてしまいます。これは、スポーツを楽しむ方にとって大きなデメリットでしょう。

しかし、コンタクトレンズは直接目に装用するので視界を遮られることがなく、裸眼とほぼ同じ視野が確保できます。

実際、コンタクトレンズを装用した場合の視野は約210度ですが、メガネをかけた場合の視野は約120度で90度も差があります。ボールの動きやほかの選手の動きを把握しなければならないプレーヤーにとって、コンタクトレンズの視野の広さは大きなメリットとなるでしょう。

◇外れにくく安全に使用できる

スポーツ時は通常より動きが激しくなります。このような場合でも、コンタクトレンズなら安全に使用できます。

もちろん、メガネをかけたままでもスポーツはできますが、ズレたり外れたりするリスクが常に付きまといます。また、ボールなどがメガネに当たって壊れてしまったり、割れたレンズや折れたフレームなどで顔や目を傷つけたりする場合もあるため、とても危険です。
さらに、メガネをかけた状態でほかの選手と接触すると、フレームなどで相手を傷つけてしまうこともあります。

その点、ソフトコンタクトレンズなら、動きの激しいスポーツや選手同士の接触をともなうスポーツでも、ズレたり外れたりすることはあまりありません。

このようなことから、安全に、そして思い切りプレーするために、コンタクトレンズはとても有用なアイテムといえます。

◇曇りにくく汚れもあまり気にならない

メガネと違って汗や息などで曇ることがないのも、コンタクトレンズの大きな特長です。

メガネはスポーツ中の汗や呼気で曇ることがあるため、競技中に視界が悪くなることもあります。雨や雪、砂埃などでレンズが汚れることもあるため、屋外の競技で使用するのはかなり不便です。

一方のコンタクトレンズは、目に直接のせて使用するため、汗や呼気で曇ることはありません。屋外でも天候による汚れを気にせず使用できるため、競技に集中できます。

■部活動やスポーツ時に使いやすいコンタクトレンズの選び方

ここからは、スポーツをする際に使いやすいコンタクトレンズの選び方を見ていきましょう。

◇おすすめはソフトコンタクトレンズ

部活動やスポーツをするときには、ハードコンタクトレンズよりソフトコンタクトレンズがおすすめです。

ハードコンタクトレンズはサイズが小さく、スポーツ時の衝撃でズレたり外れたりする場合も少なくありません。しかも、ハードコンタクトレンズがズレると相当な痛みをともなうため、競技の継続が難しくなるおそれがあります。
また、ハードコンタクトレンズが外れた場合には、踏みつけて破損したり紛失したりする可能性も否定できません。

一方、ソフトコンタクトレンズはサイズが大きく、瞳全体を覆うようにフィットするため、スポーツ時でもズレたり外れたりするリスクが少なく、快適に使用できます。また、やわらかい素材でできているため、競技中に割れることはほとんどないでしょう。

もっとも、バスケットボールやラグビー、サッカーなど激しく動いて人とぶつかり合う競技をする際には、ソフトコンタクトレンズでも外れるおそれがあります。そのような場合は、「スポーツ時におすすめ」と謳っているワンデータイプのソフトコンタクトレンズを選ぶとよいでしょう。

◇ワンデータイプは汚れが蓄積しないので特におすすめ

ソフトコンタクトレンズのなかでも特におすすめなのが、ワンデータイプのコンタクトレンズです。スポーツ時には、コンタクトレンズが傷んだり、土埃や汗などがレンズに付着したりするため、消耗が激しくなります。

ワンデータイプなら毎日新しいレンズに交換するため、汚れが蓄積せず清潔に使用できます。もちろん、面倒なデイリーケアも不要です。

目のトラブルを予防するためにも、スポーツ時にはワンデータイプのコンタクトレンズを使うのがおすすめです。

普段はメガネやワンデータイプ以外のコンタクトレンズを使用して、部活動やスポーツ時だけワンデータイプのコンタクトレンズに変える、という使い方でもよいでしょう。

■部活動やスポーツでコンタクトレンズを使用する場合の注意点

部活動やスポーツ時にコンタクトレンズを使用する場合は、メガネや裸眼のときとは異なる配慮が必要です。

◇ウォータースポーツでは、コンタクトレンズの使用はNG

水泳などウォータースポーツをする際には、コンタクトレンズを使用できません。プールの水に含まれる塩素や水中の雑菌がコンタクトレンズに付着すると、目に傷が付いたり、感染症にかかったりするおそれがあるからです。

また、コンタクトレンズは涙の浸透圧に合わせて作られているため、浸透圧の異なるプールの水や海水にふれると変形や破損をまねくことになりかねません。同様の理由で、コンタクトレンズを装用したままシャワーを浴びるのもNGです。

◇スペアレンズを用意しておくと安心

部活動やスポーツをするときにコンタクトレンズを使用する場合は、スペアレンズを用意しておきましょう。そして、スポーツをしている最中にコンタクトレンズが外れたときは、必ず新しいコンタクトレンズに交換してください。

そもそも、ワンデータイプのコンタクトレンズは再装用できないため、外れた場合は新しいコンタクトレンズに取り換えなければなりません。
ワンデータイプ以外のコンタクトレンズでも、途中で外れたレンズには雑菌が付着していたり、破損していたりすることがあります。このようなコンタクトレンズを再装用すると、目の健康を害するおそれがあるため、必ず交換してください。

◇使用後はていねいにレンズケアをする

ワンデータイプ以外のコンタクトレンズは、外したあとにしっかりレンズケアをしましょう。

スポーツで使用したコンタクトレンズには、汗や埃などの汚れが付着している場合があります。汚れが蓄積すると、コンタクトレンズの劣化をまねくほか、感染症やアレルギーなどの原因になる場合もあるため大変危険です。

コンタクトレンズを安全に使い、目のトラブルを避けるためにも、スポーツ時に使用したコンタクトレンズはていねいにこすり洗いをして汚れを落としましょう。汚れがひどい場合は、必要に応じてタンパク除去を行なってください。

「レンズケアをする時間がない」「毎回きれいなコンタクトレンズを使いたい」という場合は、ワンデータイプのコンタクトレンズを選ぶようにしましょう。

◇目に違和感などがある場合には使用しない

競技によっては、プレー中に砂や土などが目に入って痛みを感じることがあるかもしれません。そのような場合は無理をせず、一度コンタクトレンズを外して目やコンタクトレンズの状態を確認しましょう。

また、競技中にほかの選手とぶつかったりボールが顔面に当たったりして、コンタクトレンズがズレたり破れたりする場合もあります。

競技中に目の痛みや違和感などに気付いたら、速やかに装用を中止してください。再装用できない場合に備えて、メガネを用意しておくこともおすすめします。

なお、ドライアイなどで目が乾燥しているときや花粉症の症状がひどいときなどは、無理にコンタクトレンズを装用してはいけません。このような場合はメガネを使用して、目をいたわることを優先しましょう。

■まとめ

部活動やスポーツをする際には、ズレる・外れる・壊れる・曇るなどのリスクがあるメガネよりもコンタクトレンズの使用がおすすめです。

コンタクトレンズなら、裸眼と同じように広い視野が確保でき、見え方の変化もほとんどありません。特にワンデータイプのコンタクトレンズは、レンズケアが不要で汚れの蓄積もないため、スポーツ時の使用に適しています。

ただし、水中で行なう競技ではコンタクトレンズを使用できません。また、競技中に目の異常を感じた場合は、速やかにコンタクトレンズを外すなどの対応も必要です。

なお、部活動やスポーツをするときだけコンタクトレンズを装用する場合でも、定期的な眼科受診は欠かさないでください。目の健康に配慮しながら、安全に部活動やスポーツを楽しみましょう。