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ワンデーのカラコンを安全に使うために

瞳を大きく魅力的に見せてくれるカラコンは、手軽に印象を変える人気のアイテムです。ワンデータイプのものは手入れの必要もなく便利ですよね。ここでは、瞳を安全に保つためにコンタクトレンズの正しい使い方をご紹介します!

カラコンはトラブルが起こりやすい?

カラコンを使用した人たちからよく聞くトラブルは、「目がかゆい・痛む」、「目のなかがごろごろする」といったものです。これらは普通のコンタクトレンズを使っていても経験することがあります。しかしカラコンの場合、このようなトラブルが起こりやすいことも事実です。

実は、普通のコンタクトレンズとカラコンではレンズのつくりが違います。カラコンは着色料がついているためレンズが少し分厚く、酸素を通しにくいものがほとんどです。「酸素を通しにくい」とは、レンズを通って瞳に行き渡る酸素の量が少ないということです。酸素が不足すると、水分で角膜が分厚くなりレンズを外しても目がくもったような見え方になることがあります。そこで、安全なカラコン選びと、正しい使い方やケアが必要になってくるのです。

以前カラコンはファッションのための「雑貨」として売られていました。しかし2009年に「高度管理医療機器」と制定されたため、現在はその基準を満たしている日本製のレンズのパッケージには承認番号が表記されています。海外製のものでも「FDA」、「KFDA」、「CA」などのマークがついていれば、生産された国の審査を通った証しです。カラコンを購入する際にはパッケージや購入ページの詳細情報などをよく見て購入すると良いでしょう。

正しい使い方、できていますか?

カラコンを取り扱う前に、爪が伸びていないか見てみましょう。レンズを破いたり傷つけたりしないために、また目を守るためにも必ず爪は短くしておいてください。

きれいに手を洗いタオルできちんと水気をとったら、利き手の人さし指の上にレンズを乗せます。指に乗せたレンズをよく見てください。裏表が逆になっていないでしょうか。丸いおわん形になっている状態が正しい状態です。ふちがとがって見えるときは裏返っているということなので、元に戻しましょう。

レンズを持った方の手で下まぶたを引き下げ、もう片方で上まぶたを引き上げてレンズを入れやすくした後、そっと瞳の上に置くようにレンズを入れます。ゆっくりと数回まばたきをしてレンズの位置を調整したら装用完了です。

カラコンの装用時間はおよそ12時間が限度です。はじめのうちは4時間から6時間程度の装用にし、徐々に装用時間を長くしていきましょう。

レンズを外すときは、瞳に直接触れないように気をつけながらそっとつまむように取り出します。

眼科での定期健診も大切です

初めてカラコンを装用するときは、自分の目の状態を知るために眼科に行きましょう。視力や瞳の状態を総合的に診てもらえます。瞳のカーブの度合いや視力など、レンズを選ぶために必要な情報も得られるので検査を受けてください。また、違和感がなくても3か月に1度は定期健診に行くのが理想です。

レンズをつけているときは瞳にかなり負担がかかっています。もしかしたら気がつかないだけで、何か症状が出始めているかもしれません。深刻な症状が出るのを防ぐためにも、眼科での定期健診を受けるようにしましょう。

安全に使えるかどうかは自分次第

カラコンを安全に使うためには、さまざまな守るべきことがあります。

しかし、どれも難しいことではありません。品質の良いカラコンを見極めるための基準やレンズの正しい装用方法を知っておいたり、レンズを丁寧に取り扱ったり、定期健診に行ったりすることで、カラコンが原因で瞳が傷つく可能性は格段に低くなります。

使い捨てのコンタクトレンズは衛生的で、レンズの汚れが原因で起こるトラブルも防げるというメリットがあります。ワンデーのカラコンはレンズのケアが不要な使い捨てなので、カラコンを初めて使う人におすすめです。自分に合ったレンズの種類を選ぶことでも、カラコンの安全性を高めることができます。

カラコンの正しい取り扱い方についてご説明しました。トラブルが起こりやすいと思われがちなカラコンですが、正しく使えば危険なものではありません。毎日の生活にも役に立ち、あなたの魅力をさらに引き出してくれるカラコンを試してみてくださいね!