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コンタクトレンズは洗浄液につけおきするだけではNG!?正しい洗浄方法とおすすめ商品を紹介

コンタクトレンズは、使い捨てのワンデータイプを除き、はずしたあとにきちんと洗浄する必要があります。面倒に感じるかもしれませんが、正しく洗浄しないとレンズの劣化につながるだけではなく、目にも悪影響がおよびかねません。しかし、ソフトコンタクトレンズとハードコンタクトレンズでは、洗浄方法や使用する洗浄液が異なります。また、洗浄液にもさまざまなタイプがあるため、特徴を知っておかなければ正しいケアができません。そこでここでは、コンタクトレンズ洗浄液の種類や特徴、正しい洗浄方法を解説します。使いやすく洗浄力の高いおすすめ商品も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

■ソフトコンタクトレンズ洗浄液の種類とケア方法

 

ソフトコンタクトレンズは水分を多く含む素材でできているため、細菌が繁殖しやすいという欠点があります。レンズの劣化を防ぎ、眼病を予防するためにも、レンズをはずしたらこすり洗いできれいに汚れを落としましょう。

 

◇ソフトコンタクトレンズ用洗浄液の種類と特徴

ソフトコンタクトレンズの洗浄液は、過酸化水素系、ポビドンヨード系、MPS(マルチ・パーパス・ソリューション)系の3種類に大別されます。

 

・過酸化水素系

特に強い洗浄・消毒作用を有するのが過酸化水素系です。その作用の強さから、「こすり洗い不要」とされている商品もあります。

 

しかし、過酸化水素系洗浄液で消毒したあとは、中和剤などで薬液を中和しなければなりません。中和が不十分だと、レンズ装用時に強い刺激を感じるなど安全に使えなくなるおそれがあるため、注意が必要です。

 

また、洗浄力が強いため、カラコンに使用すると色が変わってしまうこともあります。そのため、カラコンへの使用は避けるべきでしょう。

 

・ポビドンヨード系

過酸化水素系に次いで強い洗浄・消毒作用を持つのがポビドンヨード系です。タンパク質を除去する力が強く、「こすり洗い不要」とされている商品もあります。ただし、ポビドンヨード系もレンズ装用前に中和を完了させなければなりません。

 

中和の完了は、消毒液の色の変化でわかります。ポビドンヨード系は有効成分がヨウ素であるため、消毒液の色はオレンジ色です。中和が完了してレンズを装用できる状態になると、無色透明に変化します。

 

なお、ポビドンヨード系は、ヨウ素アレルギーの方、甲状腺の病気がある方などは使用できません。

 

・MPS系

MPS系は、洗浄から保存まで1本で完結する大変便利なタイプです。MPS系洗浄液は、カラコンのケアにも利用できます。

 

ほかの2種類に比べて洗浄・消毒作用が弱く、こすり洗いは必須ですが、1本でケアが完了するため、泊まりがけで出かけるときなどにも便利です。

 

◇ソフトコンタクトレンズの正しいケア方法

 

 

ソフトコンタクトレンズの基本のケアは、「こすり洗い」「すすぎ洗い」「消毒・保存」の3ステップです。こすり洗い不要タイプの洗浄液を使用している場合でも、レンズに付着した汚れや微生物を取り除くために、こすり洗いは行ないましょう。ここでは、MPSを使ったケア方法を紹介します。

 

1.こすり洗い

レンズケアの前には、必ず手をきれいに洗ってください。清潔な手のひらにレンズを乗せたらMPSを数滴たらし、レンズの両面を一定方向にやさしく洗いましょう。このとき、レンズの縁部分も忘れずに洗ってください。

 

2.すすぎ洗い

こすり洗いが終わったら、MPSですすぎ洗いをします。ここで水道水は使用しないでください。水道水を使用すると水中のアカントアメーバや微生物がレンズに付着し、眼感染症のリスクが高まります。必ず、MPSなどソフトコンタクトレンズ専用のケア用品ですすいでください。

 

3.消毒・保存

すすぎ洗い後は消毒・保存です。専用ケース内に洗浄液を満たしてレンズを完全に浸し、ふたを閉めて一定時間放置してください。中和剤が必要なタイプは、入れ忘れないようにしましょう。消毒・保存後、レンズを装用する際にはMPSですすいでください。

 

なお、マンスリータイプや通年タイプのレンズの場合は、デイリーケアに加えて1週間~1ヵ月に1回、タンパク除去剤を使ってタンパク汚れを取り除くケアも必要です。

 

 

■ハードコンタクトレンズ洗浄液の種類とケア方法

 

 

ハードコンタクトレンズはプラスチック素材でできているため、雑菌が付着・繁殖しにくいのが特徴です。そのため、毎日こすり洗いが必要なわけではなく、つけおき洗いでも消毒できます。

 

しかし、週に何回かはこすり洗いをして、レンズに付着した汚れをしっかり落としてください。レンズの劣化を防ぐために、頻度や曜日を決めてこすり洗いをするとよいでしょう。

 

◇ハードコンタクトレンズ用洗浄液の種類と特徴

ハードコンタクトレンズ用の洗浄液には、つけおき洗浄を目的とする1液タイプ、2液タイプと、こすり洗い用洗浄液があります。

 

・1液タイプ

レンズの洗浄・保存・タンパク除去が1本で完結するタイプです。酵素の力でタンパク汚れを分解して落とします。

 

1液タイプは洗浄力があまり強くないため、汚れを落とすためには長時間レンズを浸しておかなければなりません。また、タンパク分解酵素が配合されていない商品もあるため、購入時には成分までしっかり確認しましょう。

 

・2液タイプ

洗浄保存液と液体酵素剤が分かれているタイプです。洗浄保存液中の界面活性剤がレンズの汚れを落とし、酵素剤がタンパク汚れを分解します。

 

2液タイプは、使用時に洗浄保存液と酵素剤をあわせなければなりませんが、一般的に1液タイプよりも洗浄力は高めです。

 

汚れがひどいときや、レンズが曇ったときなどのスペシャルケア用として利用するのもよいでしょう。

 

・こすり洗い用洗浄液

こすり洗いに特化した洗浄液です。研磨剤を含むものと含まないものがあります。

 

こすり洗い用洗浄液は洗浄力が高く、レンズに沈着した皮脂やメイク汚れの除去にも効果的です。

 

ただし、研磨剤入りの洗浄液は、表面処理されたハードコンタクトレンズに使用することはできません。使用前に、必ずレンズの種類を確認しましょう。

 

◇ハードコンタクトレンズの正しいケア方法

ハードコンタクトレンズの基本のケアは、「こすり洗い」「すすぎ洗い」「保存」の3ステップです。

 

1.こすり洗い

ケアの前には、毎回きれいに手を洗いましょう。清潔な手でレンズをはずしたら、水道水または専用すすぎ液でレンズをすすぎ、レンズを手のひらに乗せてください。このとき、レンズは内側が上になるようにしましょう。

 

最初に、レンズの外側を洗います。洗浄液を数滴たらし、利き手の人差し指の腹をレンズの内側にあててください。レンズを前後・左右に動かし、洗浄液を泡立てるようにしてやさしくこすりましょう。

 

外側を洗い終えたら、次はレンズの内側です。利き手の親指・人差し指・中指でコンタクトレンズをはさみ、レンズの内側を親指の腹でやさしくこすりましょう。汚れがひどい場合は手のひらにレンズを乗せ、反対の手の指先でレンズの内側をこすってください。

 

2.すすぎ洗い

こすり洗いが終わったら、水道水または専用すすぎ液で洗浄液のぬめりがとれるまでよくすすぎます。

 

3.保存

すすぎ終わったら、新しい保存液を入れたケースにレンズを浸して保存します。コンタクトレンズを装用する際には、再度こすり洗いとすすぎを行なってください。

 

ハードコンタクトレンズは通常2~3年ほど使用するため、定期的なタンパク除去が必要です。1週間~1ヵ月に1度はタンパク除去を行ない、レンズを清潔に保ちましょう。

 

 

■おすすめのコンタクトレンズ洗浄液6選

ここからは、おすすめのコンタクトレンズ洗浄液をソフトコンタクトレンズ用、ハードコンタクトレンズ用に分けて紹介します。

 

◇おすすめのソフトコンタクトレンズ用洗浄液

ソフトコンタクトレンズ用洗浄液は、過酸化水素系、ポビドンヨード系、MPS系それぞれのなかで特におすすめのものを1点ずつ紹介します。

 

・エーオーセプトクリアケア

アルコンの「エーオーセプトクリアケア」は、過酸化水素系の洗浄液です。

 

レンズを専用ホルダーにセットして、洗浄液に6時間浸しておくだけでケアが終了します。洗浄から中和までワンステップで、しかも、洗浄後のレンズはそのまま装用できるため、忙しい方にもおすすめです。

 

・クリアデュー ハイドロ:ワンステップ

オフテクスの「クリアデュー ハイドロ:ワンステップ」は、ポビドンヨード系の洗浄液です。

 

つけおき時間は約4時間と短めですが、ポビドンヨードの力でウイルス・細菌を99.9%消毒し、さらに酵素の力でレンズをしっかり洗浄します。

 

独自の潤い成分が配合されているため、より快適な装用感を求める方にもおすすめです。

 

・レニューフレッシュ

ボシュロムの「レニューフレッシュ」は、1本でレンズケアが完結するMPS系の洗浄液です。

 

消毒完了までにかかる時間は約4時間。消毒成分のダイメッドがレンズに付着した菌やウイルスに作用し、タンパク除去成分のハイドラネートがタンパク汚れをスッキリ落とします。

 

さらに、潤い成分ポロキサミンの働きで、さわやかな装用感が長時間続くのも特徴です。

 

◇おすすめのハードコンタクトレンズ用洗浄液

ハードコンタクトレンズ用洗浄液は、つけおき洗い可能な洗浄液2点と、洗浄力の高いこすり洗い用の洗浄液を1点紹介します。

 

・ワンオーケア

アイミーの「ワンオーケア」は、つけおき洗いができる洗浄液です。

 

タンパク分解酵素が含まれており、開封後も、使い終わるまでタンパク除去力はほとんど低下しません。しかも、潤い成分のポリビニルピロリドンが配合されているため、レンズを装用したときのゴロゴロした感じを抑えられます。

 

・モイスオブドロップアクア

アイミーからもう1つ、おすすめの洗浄液を紹介しましょう。

 

「モイスオブドロップアクア」は、ワンオーケアと同様に、1本で洗浄・保存・タンパク除去までできるO2ハードコンタクトレンズ用の洗浄液です。

 

こちらには、ポリビニルピロリドンに加えベタインという潤い成分が入っています。ベタインはヒアルロン酸よりも保湿力が高く、人体にも含まれている成分です。2種類の潤い成分で、レンズの装用がより快適になるでしょう。

 

・スーパークリーナー

ボシュロムの「スーパークリーナー」は、ハードレンズ専用の強力な洗浄液です。タンパク汚れのほか、化粧品による油性汚れもきれいに落とせます。

 

ただし、スーパークリーナーは研磨剤入り洗浄液なので、表面加工されたレンズやソフトコンタクトレンズには使用できません。

 

購入前に、ご自身のレンズが表面加工されたものかどうかを確認しておきましょう。

 

 

■まとめ

今回は、コンタクトレンズの洗浄液の種類や正しい洗浄方法、おすすめの洗浄液をご紹介しました。

 

コンタクトレンズによる目のトラブルを防ぐためには、毎日のケアが欠かせません。また、洗浄液はレンズの種類によって使用できるものが異なります。適切な洗浄液選びやレンズケアに悩んだら、この記事をぜひ参考にしてください。

 

毎日の丁寧なケアで、コンタクトレンズを安全・快適に使用しましょう。



 

 

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