眼鏡をかけると目が小さく見えるのはなぜ？コンタクトレンズで目もとの印象をアップしよう！

「目が小さく見えるから、眼鏡をかけたくない！」という方もいるでしょう。実際、強度近視の方は、眼鏡をかけると目が小さく見えてしまいます。

しかし、目が小さく見える理由を理解すれば、目が小さく見えないようにする方法も見つけられるはずです。

そこで今回は、眼鏡をかけると目が小さく見える理由とともに、目が小さく見えないようにする工夫をいくつか紹介します。

■眼鏡をかけると目が小さく見える理由

まずは、眼鏡をかけると目が小さく見える理由を、レンズの仕組みから解説します。

◇凹レンズを使っているから

近視用の眼鏡レンズは、中央部分が最も薄く、縁に向かうにしたがって厚みを増していく凹レンズです。イメージしにくい場合は、レンズの中心部分が厚くなっていて物が大きく見える「虫眼鏡」と逆の構造だと考えればいいかもしれません。

凹レンズには、レンズ越しに見たものを小さく見せる性質があります。これは、レンズの厚いほうから薄いほうに向かって光が引っ張られて収縮する「プリズム」という作用によるものです。
つまり、近視用の眼鏡をかけると目が小さく見えるのは、この「プリズム」の影響なのです。

◇分厚いレンズを使っているから

凹レンズのプリズム作用は、レンズの縁部分が厚くなるほど大きくなります。そして、レンズの縁部分は度数の強さに比例して厚くなっていきます。

特に、視力が0.1未満になるとレンズの度数がかなり強くなるため、見た目の変化がはっきりわかるようになる場合が多いようです。実際、強度近視用の分厚いレンズをかけると、目が小さく見えるだけでなく「レンズ越しに見える部分だけ、顔の輪郭が内側に入ったように見える」という現象も起こります。

◇フレームが大きいから

眼鏡のフレームが大きすぎることも、目が小さく見える原因の一つです。これは、目の中心からフレームまでの距離が遠くなり、実際よりも目が小さく見えてしまう目の錯覚が起きるためです。

フレームの横幅が大きい場合も同様です。フレームの横幅が広く、顔の輪郭にかかると輪郭に段差ができてしまうため、見た目の違和感が大きくなります。

■眼鏡で目が小さく見えるときの対処法

眼鏡で目が小さく見えるのは、レンズの特性だけではなく、フレームのデザインなどにも原因があります。そこでここからは、眼鏡をかけても目が小さく見えないようにする工夫をいくつか紹介します。

◇フレームの小さいレンズを選ぶ

眼鏡のフレームが大きいと目が小さく見えがちです。そのような失敗を防ぐために、できるだけフレームの小さい眼鏡を選ぶようにしましょう。
フレームが小さいと目の中心からフレームまでの距離が短くなるため、フレームが大きい場合に比べて目が小さく見えにくくなります。

また、目を大きく見せたいならフレームの太さや色にも注意が必要です。太くて色の濃いフレームで目を囲むと、目の錯覚で目が大きく見えます。逆に、細くて薄い色のフレームは目が小さく見えがちなので、避けるほうが無難でしょう。

◇アイメイクで目を大きく見せる

普段メイクをする方なら、アイメイクを工夫するのもよいでしょう。
アイラインやアイシャドウで、まつ毛の隙間を埋めて目の輪郭を強調すると、目が大きく見えます。

アイライナーで目尻を強調するのもおすすめです。茶色のペンシルアイライナーで黒目の中心あたりから目尻に向かってさりげなくラインを引くと、自然な仕上がりになります。

目をより大きく見せたいなら、黒のリキッドアイライナーで目尻から5～7mmを目安に跳ね上げるようにラインを引くのもよいでしょう。

アイライナー、アイシャドウに加えて、上下のまつ毛をカールさせると、目の縦幅がさらに強調されるため、目をより大きく見せられます。

◇髪型を工夫する

目を大きく見せたいなら、髪型にも工夫が必要です。

前髪が長すぎると眼鏡をかけた目もとの印象が暗くなるため、目が小さく見えがちです。前髪をフレームにかからない程度の長さまで短くしたりサイドに流したりすると、目もとが明るくなって目の存在感が増し、目が大きく見えるようになります。

男性の場合は、額を出す短髪スタイルやセンター分け、オールバックなどにすると目もとがすっきりするため、眼鏡をかけても目が小さいという印象にはなりにくいでしょう。

◇眼鏡をやめてコンタクトレンズを使う

近視の度数が強い方、校則や社内ルールでアイメイクが難しい方、額を出すことに抵抗を感じる方などは、これまで紹介した方法では眼鏡をかけた際に目を大きく見せることができません。
そのような場合は、眼鏡をやめてコンタクトレンズに切り替えるのも選択肢の一つです。

次の項では眼鏡からコンタクトレンズに変更した場合のメリットを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

■眼鏡で目が小さく見える悩みはコンタクトレンズで解決

眼鏡からコンタクトレンズに切り替えれば、目が小さく見える悩みを解消できるだけではなく、見た目の変化も楽しめます。

◇コンタクトレンズなら目が小さく見えることはない

コンタクトレンズは目に直接装用するため、眼鏡と違って目とレンズとの間の距離がほとんどありません。そのため、見た目は裸眼のときと同じ状態になります。

もちろん、目もとの印象も裸眼時と変わらず、眼鏡のようにレンズの影響で目が小さく見えることもありません。したがって、眼鏡をやめてコンタクトレンズを使うようになれば、見た目の目の大きさに悩むことはなくなるでしょう。

◇イメージチェンジになる

今まで眼鏡を使っていた方なら、コンタクトレンズに変えることでイメージチェンジを図ることができます。コンタクトレンズは、眼鏡と違ってフレームやレンズの影ができないため、目もとや顔の印象が明るくなるためです。

唐突なイメージチェンジに抵抗がある場合は、夏休みなどの長期休暇明けや、年度が替わる春休みのタイミングでの切り替えがおすすめです。

◇鼻あての跡が残らない

鼻あての跡が残らないのも、コンタクトレンズを利用する大きなメリットです。

眼鏡を使っていると、どうしても鼻あての跡が残ってしまいます。跡は通常すぐに消えますが、放置すると色素沈着の原因になることもあります。また、眼鏡の鼻あては化粧崩れをまねくこともあるため、メイクをする人にとってはあまり好ましいものとはいえません。

しかし、コンタクトレンズを使用すれば鼻あてや鼻あての跡に悩まされることはなくなります。鼻あての跡は目の大きさとは関係ありませんが、顔の印象に影響することがあるため意外と重要です。

◇目もとのおしゃれを楽しめる

眼鏡をしていると、アイメイクにあまり気付いてもらえないことがあります。しかし、コンタクトレンズなら邪魔になるフレームやレンズがないため、目もとのおしゃれを思いきり楽しめるようになるでしょう。

メイクも眼鏡をはめているときに比べて格段に楽になります。アイメイクで目もとや顔の印象を明るく見せることもできるため、「目が小さく見える」と悩むこともなくなるはずです。

◇カラコンなら瞳をより大きく見せることも可能

クリアタイプのコンタクトレンズではなく、カラーコンタクトレンズ（カラコン）やサークルレンズを使えば、瞳をより効果的に大きく見せることができます。

最近は、度ありカラコンも種類が大変豊富です。近視と乱視が矯正できるカラコンも販売されているため、視力矯正とオシャレを同時にかなえることもできます。

■まとめ

眼鏡をかけると目が小さく見えるのは、度数の強い近視用のレンズを使っていたり、大きめのフレームを選んでいたりすることが関係しているかもしれません。

フレームの色やデザイン、アイメイクや髪型を工夫すれば目を大きく見せることも可能ですが、眼鏡をやめてコンタクトレンズを使うのも方法の一つです。

コンタクトレンズを使えば、目が小さく見えることがなくなるだけではなく、イメージチェンジを図ったりアイメイクを楽しんだりすることもできます。度ありカラコンを使えば、視力矯正とオシャレを両立させることも可能です。

この機会にコンタクトレンズデビューをして、目もとの印象をアップさせましょう。