カラコンの着色部分が漏れたということは本当にあるのでしょうか。 カラコンの製造方法によって危険なカラコンと安全なカラコンがあります。 色落ちによる目への影響を理解した上で安全なカラコンを選びましょう。
カラコン愛用者が増加するにつれて、目の異常を訴える人が増加しています。
あなたは安全なカラコンを選んでいますか?
カラコンで最も恐れられている着色部分からの色落ちによる眼障害や失明の危険性も報告されています。
カラコンの構造を理解した上で安全なカラコンを選びましょう!
カラコンの着色部分を擦ってみると色落ちしたり、カラコンの着色部分に関する危険例を耳にしたりしたことがある方もいるかもしれません。 カラコンは製法によって色素漏れする危険性があります。
カラコンの色素沈着の危険性を避けるために安全な製法を確認しましょう。
スピンキャスト製法
スピンキャスト製法は、コンタクトレンズを回転する機械の上で作り、遠心力を利用してレンズを円形にしま
す。着色については、回転中に着色料を流し込み、レンズの内部に閉じ込める方法です。
キャストモールド製法
1枚のレンズの材料に着色料を混ぜ圧力をかけて製造します。ワンデーカラコンに良く使用される製法です。
薄い、1枚のレンズの中に色素が閉じ込められたカラコンですが、その反面擦ると色落ちする可能性もありま
す。
セミキャストモールド製法
レンズの表面を着色してその表面にポリマー素材でコーティングするという手法をとっています。
色素が漏れる心配がなくサンドイッチ製法の次に安全な製法です。
サンドイッチ製法
2枚のレンズで着色部分を挟み込み圧力をかけて一枚のレンズに仕上げる方法です。コストは少し高くなり
ますが、こちらも色素が眼球に触れない様にがっちり閉じ込められた最も安全な製法です。
カラコンの着色部分はチタンやアルミニウムといった金属からできています。
万が一、色素が漏れたりすることがあれば目の炎症を起こすだけでなく眼障害や失明などの大事故にも繋がりかねません。
更に、色落ちしたコンタクトレンズは色落ちの部分の表面が凹凸になっているためその凹凸の部分が眼球を傷つけ、傷口から細菌やウィルスが侵入することで症状が悪化することも考えられます。
以上のことから、正しい使用方法はもちろん、カラコンの正しい選び方が色素沈着を防ぐ重要なカギとなります。 色素をレンズ素材で挟み込むサンドイッチ構造で内包している様な安全なカラコンをおススメします。
~平成21年11月4日より、視力補正を目的としないカラコンも視力矯正用のクリアタイプのコンタクトレンズと同様に高度管理医療機器としての承認が必要になりました。
しかし、一部の海外製品等ではその基準をみたさない製品も数多く出回っているため注意が必要です。~
公開月:2016/2
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